次回公演情報


ドキドキぼーいずの今後の活動について

―幕間―

 僕がドキドキぼーいずという劇団を立ち上げたのは、8年前の事です。京都造形芸術大学で舞台芸術をまなぶ傍ら、学校外の活動をするために作りました。まぁとにかく僕は尖がった性格で、生意気だったもので、色んな人に嫌われたり好かれたりして、波乱の大学4年間でした。劇団員が入ったり抜けたりし続けました。特に最後の1年間はほぼ休止状態でした。

 そして、卒業してからも続けようと、ドキドキぼーいずは2013年に再旗揚げされました。心機一転、社会人としての劇団となり、まずは3年間、何か成果を残せなければ辞めると思いながら、公演を沢山打ち、地方に巡回し、コンクールに参加しまくって、賞をもらったりして、よし、続けるぞ、続けられるぞと思った3年でした。

 

 2017年になり、つまり4年目に僕たちは突入してしまいました。

 

 初めは、エンターテイメント性の高い作品をつくろうとしていたのですが、気付けばそれとはかけ離れたとっつきにくいアーティスティックな作品をつくるようになり、そうして最近は社会性の強い作品をつくったりと、とにかく紆余曲折しているドキドキぼーいず、というか、僕、本間広大です。で、ここ最近の自分たちの作品を振り返ってみて、僕、と、僕たち、そして、演劇、は、本当に、必要なのか、と、考えてしまいました。いや、絶対に必要だとは思っています。演劇はそれそのものがとてつもなく社会性を帯びていて、人間が持つあらゆる感情と状況を他者に「共有」する機能をもった芸術として、とても優れています…だけど、僕たちがつくる演劇は、ちゃんと演劇になっているのだろうか?僕たち創り手だけの一方的な思いで作品をつくっていないだろうか?観客と対話出来ているだろうか?イメージだけで作品をつくっていないか?…とか、思い悩んでしまいました。

昨年初めて行った東京公演で、当時SEALD`sだったメンバーの女の子をアフタートークにお呼びして、話してみて、嗚呼、デモのように一方的では駄目だ、と思いました。けどデモは演劇よりも今注目されているし、強い影響力を持っていて、つまり俺は、表現者として、負けている、そう感じました。ジャンルが違うとかそうじゃなくて、負けちゃいけないと思いました。勝ち負けっていう考えは間違っているのも分っているのですが…我々ドキドキぼーいず、は、もっと、社会に対して影響を与えられるような、強い人間味を持った作品をつくるための劇団でありたいです。


 それで結局これからどうするのか、劇団員と話しても、まだ結果が出そうにありません。京都の劇場は閉館 しまくっていて、ここ、アトリエ劇研もそうですし。しばらくはあせらずマイペースに次の主催公演を準備するための時間を2年間頂きたいと思っております。解散でも休止でもございません。劇団主催公演の停止、というか、自主的な本公演を一旦の、節目としての、停止、とさせて頂きます。ドキドキぼーいずはわりと、若手にしては劇団員が多いです。しかも出入りが多い、わちゃわちゃした劇団です。だから簡単には合意は得れないし、人疲れが多い劇団です。メンバーそれぞれはあらゆる現場 で活躍し、活躍したいとギラギラしています。が、団体としてはまだまだ幼稚です。だから、各々が成長して、2年後に主催公演を行うことにしました。ワンピースみたいですね…パクっていません。

 

 その間、東京に行くやつがいれば、地方に行くやつもいます。僕に至っては、大学院に、この春から進学しました。勉強のし直しです。ちょっとだけ、今よりもバラバラになって活動をしていくのかなぁと思われます。

 

 ……とは言いつつも!!!!上演の依頼は受けるつもりです。あくまで、劇団主体として活動をマイペースとするだけですので。ショーケースでも、大きな作品でも、必要とあらば、ドキドキぼーいずを呼んで下さい。劇団員それぞれの力をお貸しすることもできます。是非、ご連絡下さい。

 僕たちが、幕間、と、称するこの2年間は、結局は演劇を続けるための本公演の停止なのです。絶対に勘違いしないで下さい。ドキドキぼーいずは絶対に無くなりません。だって、演劇は素晴らしい手段なのだから。ドキドキぼーいずは演劇を信頼している劇団なのです。だから、これは、節目です。この2年間は夏休みみたいなもんです。

 

 

 わざわざ、って言われるとしても、文字にしないといけないと思って、こう、文字にしてみました。僕の我儘なのですが、こう思わせてくれる人が僕のまわりには沢山います。僕の才能は、面白くて良いやつを集めることなので、本当に、ありがたい。 

 随分と突っ走ってしまいました。ちょっと止まって、色んな景色を見て、色んな人とゆっくりお話がしたいです。

 

 …と、言うわけで、少しだけ、腰を下ろします。

 

 ドキドキぼーいず代表・本間広大